この度、東京帽子倶楽部では、当ホームページ及び東京帽子協会に寄せられた様々な質問に対して興味深いものをセレクトし、その回答と共に掲載することに致しました。
皆様の帽子に関する興味、疑問に少しでもお答えできればと考えております。
帽子の下にかぶれるスイムキャップのような帽子って? NEW!
帽子の裏(おでこ部分)にある、白いメッシュの使用方法は?
帽子の種類どれくらいあるんですか? 帽子のフリーサイズは何センチ?
帽子の博物館は日本に存在するのか? 「帽子の日」について
帽子の数えかたについて 幼児を対象とした帽子の販売について
帽子の型崩れについて ハットグランプリについて
帽子のサイズについて 帽子のための学校とか、勉強方法について
帽子の正しいかぶり方について 帽子の洗濯方法について


「帽子の日」の制定日や由来などを教えて下さい。
8月10日を語呂合わせで「ハットの日」に制定しています。

8月は、一年で一番暑く、お盆休み等の夏季休暇で外出する機会が多くなります。

帽子をかぶって快適に楽しい夏季休暇をお過ごし下さい。




帽子の数えかたを教えて下さい。
通常は、「個」で数えます。

業者間の箱単位での取引の場合は、ダース(12ケ)=「打」を使います。




3歳前後の幼児を対象とした帽子を販売するにあたり、何か規制などはありますか?

(基準などはなく、自由に販売できますか?)
自由に販売できます。

但し大手デパート,量販店では、それぞれの品質基準を設定していますので、対象先の店舗にお問い合わせ下さい。




つばがとっても大きくて、そのつばは柔らかく自然になみうつ感じでゆれてました。

がしかし、保存方法がわるかったのか、つばの数箇所にかたよりができ、はじめのふわふわがなくなってしましました。

アイロンでおさえるべきか...どう対処すればよいか教えてください。
帽子の素材、型によって取扱方法が異なります。

当ホームページの「帽子アラカルト」を参考にして下さい。

また、商品の写真、素材など詳しいデータをお送りいただければ、調査し、ご回答することもできます。




ハットグランプリの結果を楽しみにしているのですが、いろいろなステージがあって、どのようにして最終結果にいくのかハッキリしません。仕組みや選考基準をわかりやすく教えてほしい。
東京帽子協会主催のハットグランプリ(以下HGと略します)は、1991年から始まり2007年(昨年)で10回目にあたりますが、現在のようなネットによるHGは5回を数えます。そしていくつかのステージを経て最終結果に導かれるようになったのは、ここ数年のことです。

例えば、HG2007では、9月の予選ステージを通過した男女10名に8月,10月の特別企画での1位の方を加え、男女12名で決選投票ファイナルを11月に実施し、投票数の最も多い候補者がHG2007受賞者となりました。詳しくは、ハットグランプリのページをご覧ください。(毎年、投票ステージの内容が変わりますので、投票前にステージ内容をお読み下さい)

今年ももちろんHG2008を実施いたしますので、是非ご投票ください。





可愛い帽子を見つけたので、6歳になる女の子の孫に贈りたいのですが、サイズは何センチになりますでしょうか?
お子さんの場合、個人差もあり一概に年齢だけでは、サイズは決まりません。

お母さんにサイズを測っていただいて下さい。

サイズの測り方は、耳の付け根より指二本分並べた上を額の中央から後頭部へ水平に測った円周が帽子のサイズです。

また、海外でお土産として帽子を買う場合は、インチ表示の場合がありますが、この数値は円周ではありませんので、ご注意ください。

詳しくは、帽子アラカルトのページにある「帽子のサイズについて」をご参照下さい。




将来、帽子のデザイナーになりたいと思っています。

そのための学校とか、勉強方法を教えてくれるところはあるのですか?
帽子に限らず、ファッションデザイナーになるためには、その人の感性が重要な要素になると思います。帽子に関する基本的な勉強を教えてくれる学校は、多数あります。

東京だけでも「サロンドシャポー」「文化服装学院」「バンタンキャリアスクール」などの専門学校があり、専門学校等で基本を学びながらファッションセンスを磨くためのトレーニングをしていかれるのが近道ではないでしょうか。

詳しくはそれら専門学校のホームページをご覧になってみて下さい。一部ですが当ホームページにもリンク集を設けていますので、ご参照下さい。

また、台東ファッションザッカフェアのように帽子のデザイン画のコンテストを行っている所もありますので、そういう場にチャレンジしてみるのも刺激になってよいかも知れません。ただ、帽子のデザイナーは洋服のそれと違い、自分で実際に帽子を創ることも条件になるという点に注意していただきたいと思います。




お気に入りの帽子があるのですが、洗濯できますか?
帽子のタグの洗濯表示に可能の表示がある場合は、洗濯できます。

帽子の素材に適した洗剤で手洗い、ブラシ洗いをして下さい。乾いたタオルで水気を拭き取り、台所にあるプラスチックのザル、ボールなどにかぶせて形を整えながら、日陰干しにして下さい。ただし、帽子の素材,形によっては元通りにならない場合もありますので、ご注意ください。

使用する洗剤は、洗剤メーカーのホームページなどをご参考下さい。

家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程が改正され、平成28年12月から衣類等の繊維製品の洗濯表示が変更になりました。
平成28年12月1日から施行された、衣類等の繊維製品の洗濯表示は、下記をご確認下さい。

URL = https://boushi.or.jp/new-hat/20151115.html

下記に掲載されている表示は、改正前の表示方法になります。お間違えにならないよう、お願い致します。

★ 旧表示例





帽子の正しいかぶり方ってあるのですか?

私は、どうも帽子が似合わないみたいです。顔が大きいためかも知れませんが、似合う帽子をどのように探せばよいでしょうか。
まず基本的に帽子の正しいかぶり方、誤ったかぶり方など、ないと思います。

自由に楽しんで帽子をかぶることが一番大切なことです。また、帽子が似合うか似合わないかは、主観的な見方になりますので、あまりあてにならないと思います。

一般的に帽子をかぶり続けて慣れてくると、さまになってくるとよく言われます。

ただし、顔の形によって似合う帽子は確かにありますので、帽子アラカルトのページにある「帽子の選び方、エトセトラ!」を参考にしていただいたり、売場の店員さんにアドバイスを受けてみては、いかがでしょうか。




帽子でフリーサイズとは、大体何センチくらいでしょうか?
成人用の帽子でフリーサイズとは、通常 56cm 〜 58cm の間で、ゴムやアジャスター,ベルトなどでサイズの自由ができるもののことを言います。




帽子の種類どれくらいあるんですか?
基本的には、
* 布帛製品
(ベビー) フード・ボンネ・キャスケット
(子供) キャップ・キャスケット・チューリップ・メトロ・ベレー
(ヤング) ダウン・ハンチング・キャップ・チューリップ・サハリ・ウエスタン・キャスケット・中折れ・マリン・ワークキャプ・ポーク
(婦人) ハイバック・バケット・ダウン・クロッシェ・ブーニー・セーラー・チューリップ・キャスケット・ターバン・キャペリン・バイザー
(紳士) アルペン・中折れ・カーボーイ・ハンチング・キャップ・チロリアン
* ニット製品
ワッチ・シャロット・マチコ・正ちゃん・オスロ・目出し
などです。

また、メーカーや小売店などで、独自に名称を付けたり、組み合わせたりして呼ぶ場合もあります。

一部ですが、サンプル写真をご用意いたしましたので、ご参照ください。

https://www.boushi.or.jp/item.htm




おでこ部分(帽子の裏)に白いメッシュが内蔵されているキャップがありますが、あのメッシュの使用方法は何なのでしょうか?
それは、キャップの前立部分補強のための芯材「前立メッシュ」というものです。
帽子の前面部分の型崩れ防止、野球のチーム名など刺繍やマークが被った時に後方へ寝ないように補強しているものです。

以前このメッシュ部分にセルメガネが付いていた帽子がありました。
セルメガネのようになったもの(古い話ですが「赤影」とかのマスク)は、帽子の中から出して使えるように、スベリの外側(額の側)に縫い付ける形(外に折り返してもスベリが残る形)になっています。

「前立メッシュ」は、スベリの内側に取り付けてありますので、下方へ下げたりしますとスベリ部分が「前立メッシュ」と一緒に外に飛び出てしまいます。
型崩れ防止のために取り付けてある帽子の構造材なので、無理に下方へ下げたりしますと帽子の型崩れが生じてしまいますので、ご注意下さい。

「スベリ」の意味につきましては、こちらをご覧下さい。




ニット帽をかぶる時に、髪の毛が薄いため、地肌が見える (髪の毛があるところとないところがはっきりわかってしまう) ので、帽子の下にかぶるようなものがほしいのですが、そういったものはあるのでしょうか?
イメージ的には、水泳帽みたいなものです。
スカルキャップというものがございます。

基本的には、ファッションですが、自転車やオートバイのヘルメットの下にかぶったり、ドレッドやアフロヘアーの方が帽子の下にかぶるなど、髪の毛をまとめる役目があります。
また、スキンヘッドの方など、頭皮保護の役目もあります。




帽子の博物館のようなところは日本に存在するのでしょうか。
帽子専門の博物館は、日本にはないようです。

明治期からの日本における帽子の歴史的なことをお知りになりたいのであれば、『東京の帽子百二十年史』をご推薦致します。
https://www.boushi.or.jp/book.htm

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東京帽子倶楽部のスタッフ一同、できる限り調査して皆様の帽子の疑問に対し、お答えして参りたいと考えております。
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